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作った記録です。不定休で午後3時に更新

栗の渋皮煮

 

【作った日:2017年10月4日(1回目)・2017年10月10日(2回目)】

 

私の住んでいる場所は栗の産地です。

時期になるとご近所さんから立派な栗をいただきます。

 

dangomushin.hatenablog.com

↑に書いてある通り、今年もお義母さんの作ってくれた渋皮煮が食べられるー!と、狂喜乱舞していましたが、何と!!!今年はレシピを渡されてしまった。

 

私はお義母さんの渋皮煮がっっっ!食べたかった!!!

 

レシピを渡された時、皮剥いとくんでお義母さんが作ってくれたのが食べたいなぁ〜って言ってみたけどやんわり聞き流されたので、初めての渋皮煮作り。

そしてその後、実家でも作ったので、それの時のことも交えながらの記録です。

 

 

 材料

  • 剥いてない栗   1kg
  • 砂糖                          500g
  • 水                             400ml
  • 重曹                         大さじ2

 

下準備

栗を柔らかくするため、一晩水に浸けておく。または、40℃ほどのお湯に15分ほど浸けておく。 

(どちらも試してみたけど、そんなにかわりはない印象)

 

 

ポイントは強力な火力で煮立たせないことと、なるべく丁寧に扱い傷つけない様にすることだけ。

それだけ守れば、剥いてから繰り返し煮るだけの工程なのでとってもシンプル。

 

 

 

1.栗を剥く 

早速骨が折れる作業ですが、何とかこなすべし。

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10月10日 実家にて4キロの栗を剥く

私的には、鬼皮のお尻側の薄茶色の部分の、色の境目近くに包丁の刃元を上に向かって浅く入れ、上に向かってペリッペリッとして、最後に残ったお尻の丸いとこをパカッと外すのが剥きやすいんじゃないかと思っている。

 

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お菓子用と栗ご飯用を一気に剥く

この時、果肉を傷つけてしまうと煮ている間に身が崩れてしまうので注意。

しかし、傷ついて出来上がった時に崩れたやつが美味しかったりもする。

モジャモジャ部分は残ってて良いので、とにかく傷つけない様に・・・。

大きく傷つけてしまったものは、栗ご飯や、他のお菓子用に。

 

私は三徳包丁で剥いたけど、量が多いと包丁を持ってる手が疲れるので、今年はペティナイフを使ってみようかな。*1

 

 

鬼皮(全量1キロの時)が剥けたら、全行程の3割終わった様なもの。

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どっさり


4キロくらいを剥き終えると、全行程の7割終わった気分。

渋皮まで剥かなければならない栗ご飯用*2に対し、渋皮煮用は鬼皮をペリペリ剥けば良いだけなので楽と言えば楽だけど、それでも4キロ処理したら疲労感すごいyo・・・・・・。

 

 

2.重曹と煮る

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重曹であわあわ

1リットルの水(分量外)に、重曹大さじ1と栗を入れ、沸騰させて5分煮て湯をこぼす。

 

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浮いてきたモジャモジャは湯を流す前にすくい取っておくとスマート


 

湯からあげた栗は一旦水に入れ、優しくこすってモジャモジャした余分なものを軽く落とす。

 

これをもう1セット。

計2セット。

 

余分なモジャモジャを深追いして取り除こうとしたり、ぐっつぐつに煮えたぎらせると栗が傷ついて崩壊するので、優しく、愛情を込めて、雑に扱わないことが重要。

実際そんなに気をつけなくてもすぐ崩れる様なことはないけど、その油断が命取りとなるのだ・・・(自分のことです) 

 

 

3.茹でこぼす

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決してぐらぐら沸かさない(私は強火でやっちまった)

 

 今度は湯を沸かし、そこに栗を入れ(洗った栗を鍋に入れといてから、別で沸かした湯を入れた方が湯はねが抑えられて◎)茹でこぼし、水の中で取れる分だけのモジャモジャを優しく落とす。

 

これをあと4セット。

計5セット。

 

ここまでするとモジャモジャしたものも殆どなくなる。

途中で何回目かわからなくなるし、自分が「オッケー!」と思うくらい綺麗になれば、別に5セットもしなくても良いし、もっとしつこく何度でもやっても良い気がする。

しつこくすればそれだけ栗は崩れやすくなるし、そこまでする必要はないと思いますが。

そんなことは自分で決めろ案件。

 

 

3.砂糖液で煮る

 

材料の砂糖と水、そして茹でこぼしまくった栗を鍋に入れ、柔らかくなるまで煮る。

もちろんここでも強火でぐらぐらしない様、注意。

 

 

4.出来上がり!

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皮が微妙に破けてて、崩れるか、崩れないかの瀬戸際。

 

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柔らかく出来ました

どうでも良いけど、柔らかめに仕上がった栗に、フルーツフォークは食べにくいよ。


 

完璧に皮が弾けて、形がなくなる寸前のものはコチラ。

 

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フルーツフォークじゃ食べにくいってば


ギリギリっていうか、寸前っていうか、崩壊してますね?

頑張って丁寧に作っても2、3個はこういうのが発生する(お義母さんも毎年出てる)。

お義母さんと私はこの崩れたやつが好み。

嬉しいおまけみたいなものだと思ってニコニコしながら食べてます。

美味しいんだけど、この弾けたのばっかり作ったら汁の中に崩れた栗が漂いまくって収拾つかなくなるし、それはなんかちょっと違う気がする。

丁寧に作ったものの中に紛れてるのが良いのです。

 

 

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綺麗に出来たものだけ瓶詰めに。


冷凍保存も良いけど、こんな感じで、煮沸消毒した瓶に入れて脱気しておけば、今度はいつ食べようかなぁ〜と眺めながらわくわく出来てお得。

 

 

 

 


 

 

 

初めての栗の渋皮煮作りでしたが、良い栗だったからか、私にも美味しく出来てホッとしました。

シンプルだけど中々めんどくさい、それが渋皮煮・・・。

実家で作った大量の渋皮煮や栗ご飯は、色んなとこに配ったのですが、みんなすごく美味しかったと喜んでくれたので良かったです。

作り終えた時は、大変すぎる・・・もう作らない!と思うけど、喜んでもらえると嬉しくなってしまい、また作っちゃおっかな〜〜ん(にやけ顔)って気持ちになります。

我ながら単純すぎる。

 

 

だがしかし。

出来ることならお義母さんが作ってくれたものを食べたいよー。

同じものでも誰かが作ってくれた方が割り増しで美味しいから不思議。

 

 

 

2016年の栗でこんなのも作ってたんだなー。 

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ほほぅ。

ブログに書いてなかったら、どれも作ったことを5年後にはさっぱり忘れていたと思う。

 

 

 

 

*1:実家では、私が子供の頃使っていた小さい三徳を使ったので多少は疲れが軽減された気がする

*2:栗ご飯用の栗は、少し渋皮の茶色いとこをを残す様に剥いた方が圧倒的に美味しいです。

 

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