栗の渋皮煮のタルト
【作った日:2016年12月12日・13日】
私が今住んでいる場所は、栗の産地です。
道端に野良栗みたいなのもいっぱい生えてるし、昔からのおうちは栗の木が庭に生えているとこが多いようです。
栗農家さんでなくとも、おっきな栗がゴロゴロです。
我が家に栗の木はないけど、毎年いただくので、それをすごく楽しみにしています。
栗ご飯も美味しいけれど何といっても、お義母さんが作ってくれる渋皮煮が、とっても美味しいのです。
そして、今年はひとつ、決めていたことがありました。
栗の渋皮煮を使った栗づくしのタルトを作ること。
渋皮煮だけじゃなくて、パートシュクレにも栗の粉末を入れて、アパレイユも、栗のクリーム。
このタルトについては本当〜〜〜〜〜〜〜〜に悩んだ。
私のA型慎重几帳面な部分が騒ぎ出して、延々と分量についてあーでもないこーでもないをしていました。
9月の終わりからずっと。(どんだけ悩むん?)
だって、お義母さんが作ってくれた美味しい渋皮煮を使うので、失敗して無駄にすることは絶対に出来ないし。
栗の粉は栗をもらった時に作っておいたんだけど、これがまた面倒だった。
まず、この大きな栗です。
皮を剥きました。
丸のまま焼いて乾燥させてみる。
それでは足りなさそうなので、今度は細かく刻んで
フライパンでゆっくりゆっくり水分を飛ばして、ミルサーで粉砕。
少し粒が均一でないのが気になったのでふるいにかけて、また粉砕を繰り返して・・・。
疲れきった。
300gくらい出来上がる予定だったんだけど、水分をしっかり飛ばしたので、出来上がりは150gになった。半分!
・・・それから気の遠くなる様な長い歳月*1を経て。
出来上がり 唐突。
栗が大きいので、タルトが小さいのでは?と思ってしまう魔法。
しかしタルトを作るたびに、底が抜けないだけじゃなくて、縁の形状もイマイチなこの型でなく、タルトリングとか底の抜けるタルト型とか欲しいと思ってしまう。
高いものではないので、買えば良いんだけど・・・でもそんなに頻繁に作らないし・・・と、言いつつお菓子の道具を見てたらどんどん欲しいものが増えていってしまう。
タルトレットの抜き型も欲しいし、ムーミンの抜き型とか超欲しいわ。(脱線しすぎ)
少しホイップしすぎた生クリームを添えて。
渋皮煮が美味しいんですよ、本当!
パクパク食べられる程よい甘さ。
しかしそれでももう少し、アパレイユのお砂糖を減らしたらパーフェクトだったかも。
「 よく出来とる」との言葉を頂戴して、某有名栗菓子店の隣に店を・・・、という話になりました。
栗、美味しい。
パートシュクレはかなりしっかり目で、私の好きなタイプ。
分量
- 栗の渋皮煮 好きなだけ
栗入りパートシュクレ(出来上がり約400g・20cタルト型2台分)
- 無塩バター 200g
- 塩 ひとつまみ
- 微粒グラニュー糖 80g
- 卵黄 1個分(20g)
- 薄力粉 170g
- 栗粉 40g
栗とアーモンドのクリーム
- バター 50g
- 微粒グラニュー糖 45g
- 卵 1個(50g)
- アーモンドパウダー 20g
- 栗粉 35g
- ラム酒 好みで少量
- 渋皮煮のシロップ 好みで少量
それと、次回に生かしたいこと。
こういう風にホールのままミルサーにかけたら、全く粉砕されなかったので、粉糖まみれになったアーモンドをいそいそとみじん切りしてから再び粉砕した。
粉砕は、必ず刻んで、アーモンド(スローガン)
*1:それは言い過ぎ